NIWAKAな綴り士

危険なモノ 奇妙なモノ そういったことに共感し思いついたことを綴ります

2016-05-15から1日間の記事一覧

六年生七不思議 -02-

「ひょっとして、心配してくれてる?」 「当たり前だろ!」 思わず声を大にしてしまった。 少女の目がぱちくりとしばたたかれる。 失態を誤魔化すため、少年は声作りを装って咳払いした。「言っとくけどな、あれはとても勧められたもんじゃないぞ。 俺の記憶…