NIWAKAな綴り士

危険なモノ 奇妙なモノ そういったことに共感し思いついたことを綴ります

2016-04-10から1日間の記事一覧

序章 -02-

おのずと結愛は図書室に入り浸った。 本はまるで宝箱だった。 表紙は別世界への扉で、 文章は夢への架け橋だ。 蓋を開くたびに、新しい言葉や語り口で物語が溢れ出てくるのだ。 それこそ、手触りすら感じられた。 本は結愛を魅了して離さなかった。 本を覗き…