NIWAKAな綴り士

危険なモノ 奇妙なモノ そういったことに共感し思いついたことを綴ります

2016-02-13から1日間の記事一覧

ライターと易者 小さな文鎮 ③

清書作業が終わり、時計を見やると三時間が経過していた。 外はもう真っ暗だ。 いつのまに使っていたのか、学生時代の和訳辞書が膝の上で開かれている。 まったくこいつは……。 僕はタイプライターに目を落としながら大きく息をついた 出来上がった文章を読み…